最近Facebookなどでもよく見かける ココヘリというサービスについて 金額感を含め有効性を検討してみよう。
2018/06/29 追記：JRO（日本山岳救助機構）からジロココプランというサービスが提供されたため内容を追記
目次
ココヘリとは
山岳遭難した際に、会員証（ID付き発信機）を探知する捜索ヘリを出動することにより遭難者を早期発見するサービスです。ひとことで言うと「会員制捜索ヘリサービス」
サービスを提供しているのは福岡のAUTHENTIC JAPAN株式会社で、HPは↓
https://hitococo.com/cocoheli/
サービスの仕組みとしてはサービスの会員に同社開発の無線機器「ヒトココ」の子機が貸し出されます（別途購入もOK 購入については後述します）。ヒトココは、親機が子機の発する電波をキャッチして、離れた場所にある子機の位置を探し出すという無線機器です。
子機は大きさが60x40x12mmで、重さは20グラムと小型軽量。充電2時間で3カ月（待機）運用可能。電波は925MHz帯を使用し、平均約３キロ、見通しがよければ最大５キロまで届くという。
実際の運用方法ですが、
- 子機を持って遭難
- 家族が会員IDで捜索依頼を実施
- 提携する民間ヘリ運航会社が捜索ヘリを派遣
- 子機の発する電波を親機でたどりながら遭難者の居場所を特定
- 遭難者発見後に本サービスでは救助活動は行わず、警察や消防などに位置情報を伝える
あくまでヘリによる位置捜索サービスで救助等は行わないので低価格を実現している
サービス紹介の映像が素晴らしいの貼り付けておきます。
必要性
元々登山が趣味でもなく、トレイルの大会か試走ぐらいでしか山に入りませんが、それでも必要かどうか検討してみましょう。
前提として、JRO（日本山岳救助機構）などの山岳保険に加入していること、大会以外で山に入るときは入山届を出していること。＊トレランしている人で はたしてどれくらいの人が入山届（登山計画書）を出しているのか・・
Lv低：趣味で低山日帰り・短距離のトレラン大会に出場
このレベルだと何かあっても捜索範囲が小さいと思うので特に追加でココヘリまでは必要無いかと。ただ低山や短距離のトレランでも道をロストしたり、事故・病気で動けなくなるなどもありますのでリスク次第で検討しても良いと思います。
Lv中：長距離のトレラン・ULでの1泊登山など
ハセツネなど夜通しいくつも山を越えたり、軽量装備での1泊登山＋トレランなど距離が長くなるとどうしても遭難の危険性が高まり、遭難時に捜索範囲が広くなるので、このあたりからココヘリ導入を検討しても良いかと。
Lv高：本気の登山・雪山など
遭難なんてしたら生存が時間勝負みたいな所があるので、利用しないに越したことはないのでココヘリサービス使いましょう(*^_^*)
ちなみに私は Lv中に足を踏み入れたので、ココヘリ導入を検討します。実際 ハセツネにも出場しましたが、目の前で滑落を目撃したり、1人で夜中に真っ暗な山の中を走っていて滑落しそうになったり。。目撃者がいないと捜索も大変だろうなと感じました。
ちなみにJRO（日本山岳救助機構）にも加入してるんだから必要ないんじゃね？と思いましたがJROでカバーされているのは
- 330万円までの下記の捜索救助費用の実費です。実費とは、会員の方が実際に第３者の機関または個人に対してお支払いになった捜索救助費用の実額です。
- 有料救助隊員（概ね地元の遭難対策協議会等の隊員など）の日当、食費、宿泊費、交通費、保険料等
- その他の救助隊または救助者（同一の山岳会、友人、同僚など）の交通費（公共交通機関、高速、ガソリン、駐車場）、食料費、宿泊費、消耗品費等
- ヘリコプター代
- 親族等の現場駆けつけ費（交通費、宿泊費など）、日当等の支払いがなかった救助隊・救助者への謝礼費（１０万円まで）、遺体搬送費（３０万円まで）等
ヘリコプター代もカバーされているじゃね。じゃあ良いかという事ではなく、遭難して最悪なのは「見つからない」という事で、当てもなくヘリを出す 捜索隊を出すとなると大変な金額が掛かります。そのうちJROでカバーされるのは330万までという事ですね。実際滑落した現場を目撃されていたりとかだと330万も掛からず費用カバーされます。
ココヘリだと3回までのヘリ捜索はカバーされるので、3回のヘリ捜索で居場所を見つける事ができれば、JROの保険範囲でピンポイントの救助が可能なわけです。
ココヘリと山岳保険の組み合わせが良さそうです！
でも・・・本当に子機を探し出せるのか？？という疑問が。。検証結果が動画であるのでみてみましょう。
ココヘリサービス
実際のサービス料金を
https://hitococo.com/cocoheli/
で確認すると、入会金 3000円 ＋ 年会費3650円とのこと（1日10円との事なので3650円なのかｗ）
ん？ヒトココ（子機）もしくはヒトココ（親機）を持っていると入会金が免除？という事は、どこかで子機か親機を3000円以下で手に入れれば 入会金が不要なのね。探してみよう
端末
各サイトで買えるみたいですが、値段が結構するので自分のモノがほしいという方は下記リンクから購入しても良いでしょう。
関連サービスと費用
ココヘリ
| ココヘリ | 累計 | 一日あたりの金額 | |
| 入会費 | 3,000円 | 3,000円 | |
| 初月〜1年 | 3,650円 | 6,650円 | 18.2円/日 |
| 1年〜2年 | 3,650円 | 10,300円 | 14.1円/日 |
| 2年〜3年 | 3,650円 | 13,950円 | 12.7円/日 |
＊子機1台 貸出
ココキッズ
| ココヘリ | ココキッズ | 累計 | 一日あたりの金額 | |
| 入会費 | 0円 | 0円 キャンペーン中 |
0円 | |
| 初月〜1年 | 3,650円 | 980円×11ヶ月 初月無料 |
14,430円 | 39.5円/日 |
| 1年〜2年 | 3,650円 | 980円×12ヶ月 | 29,840円 | 40.9円/日 |
| 2年〜3年 | 3,650円 | 980円×12ヶ月 | 45,200円 | 41.3円/日 |
ちょっと値段が張りますが、小さい子供がいる家庭ではこの選択もありです！
どうしも親機がほしいのであれば、労山プランかジロココプランで契約した際の会員ポイントを使用して 親機を14,800円で購入するという方が長期で使用するなら安いです。
ヤマモリ
| JRO | ココヘリ | 累計 | 一日あたりの金額 | |
| 入会費 | 9,800円 （子機1台購入） |
0円 | 9,800円 | |
| 初月〜1年 | 0円 | 0円 | 9,800円 | 26.8円/日 |
| 1年〜2年 | 0円 | 0円 | 9,800円 | 13.4円/日 |
| 2年〜3年 | 0円 | 3,650円 | 13,450円 | 12.3円/日 |
＊子機1台 購入
日本勤労者山岳連盟 限定プラン
日本勤労者山岳連盟本部（労山本部）からの支援金で入会金が無料のキャンペーン中
入会金が無料だし、子機にID番号を刻印してたりとカッコイイです
| ココヘリ （労山限定？） |
累計 | 一日あたりの金額 | |
| 入会費 | 0円 | 0円 | |
| 初月〜1年 | 3,650円 | 3,650円 | 10円/日 |
| 1年〜2年 | 3,650円 | 7,300円 | 10円/日 |
| 2年〜3年 | 3,650円 | 10,950円 | 10円/日 |
＊子機1台 貸出
入会費が無料なので、宣伝文句通りの1日10円になります。総額で1番リーズナブルです。
労山会員じゃなくても申し込みができるみたいなので私はこれに決めます！
申し込みは↓
https://hitococo.com/form/cocoheli_rouzan/
JRO（日本山岳救助機構）会員限定 ココヘリ特別プラン
ついにJROも会員限定の特別プランを開始しました。
労山プラン同様で、ココヘリの入会費が無料です。
しかも子機が可愛いｗ
| ココヘリ （JRO会員限定） |
累計 | 一日あたりの金額 | |
| 入会費 | 0円 | 0円 | |
| 初月〜1年 | 3,650円 | 3,650円 | 10円/日 |
| 1年〜2年 | 3,650円 | 7,300円 | 10円/日 |
| 2年〜3年 | 3,650円 | 10,950円 | 10円/日 |
＊子機1台 貸出
労山プラント内容も同様なので、最安値ですね。ハセツネなどに出ておりJROの会員になっている方はこちらを選択しても良いと思います。
おまけ
ココヘリの子機が届いて、Webで会員登録を行うと 5000Point貰えて登山用品がポイントで割り引き購入可能です。
中にはヒトココの親機もあるので、5000円引きの14,800円で親機を購入可能です。
