It’s my knife でキャンプ用のナイフを自作しよう

It’s my knife でキャンプ用のナイフを自作しよう

ランニングからトレイルランニングにハマり、山が好きになり ウルトラライトなギアを色々物色する毎日ですが、そんな中 とてもステキなモノを見つけました。

神沢鉄工株式会社(FEDECA)さんが発売している「It’s my knife」という商品で、ナイフの柄を削って自分用のナイフを作るキットになります。ナイフと言えば男のロマンですね(*^_^*)

早速作ってみましょう!

It’s my knifeとは

神戸にある神沢鉄工株式会社(FEDECA)さんが発売している商品で、柄を好きなように削って自分専用のナイフを作成するステキなキットです。

コンセプトは

販売元のFEDECAさんのHPはこちら↓

https://www.fedeca.com/its-my-knife

購入はこちら↓

開封

開封すると中には ブナのナイフ柄、ナイフの刃、ワッシャー、ネジ、サンドペーパーなどが入っています。写真の下に写ってるナイフはキット外のモーラナイフです。今回はモーラナイフで削っていこうと思います。

黒錆加工

本品は錆びにくいステンレス鋼だけでできている訳ではなく、ステンレスに刃が長持ちし研ぎやすい炭素鋼である青紙2号を割り込んだ仕様で刃が構成されています。

ただし炭素鋼は加工しやすい反面、錆びやすいので事前に黒錆加工(赤錆が付く前に黒錆でガードしちゃいましょう)を行いたいと思います。

※錆には赤錆と黒錆という2種類の錆があります。 赤錆は一般的に見られる鉄を腐食させボロボロにしていく性質をもっております。一方、黒錆は鉄の表面にできる酸化膜のことで、表面をこの酸化膜でコーティングすることで、赤錆の発生を抑えることができます。

黒錆加工前の準備

黒錆加工に必要なモノは

  • 加工する刃 ※当たり前
  • パーツクリーナー
  • 紅茶 ※ティーバッグ3つぐらい
  • お酢

よし サビを付けるぞ!サビを付ける前はこんな感じ。全面銀色ですが、刃の部分は炭素鋼でその他の部分はステンレスです。

黒錆は炭素鋼の部分にだけ付くらしいです。

脂が付いていると黒錆がちゃんと付かないので、まずは パーツクリーナーで脱脂をします。

ホームセンターで300円ぐらいで購入できます。一応リンクを張っておきますが、近所のホームセンターで買う方が早いかも

黒錆加工

パーツクリーナーでキレイに拭いたら、紅茶を入れましょう。一服。。。では無くてサビを作る材料になります。できるだけ濃く入れるためティーバックを3つぐらい入れて濃い紅茶を作りましょう。

紅茶が入ったら、そこにお酢を入れます。

600ccの濃いめに入れた紅茶に、150ccのお酢を加えます。 分量は紅茶4に対してお酢1が目安です。

お酢紅茶に刃を浸けたいので、深めの容器(ペットボトルを切るのが早いかな)にお酢紅茶を入れてナイフの刃を投入します。ペットボトルに接触したら付きが悪いかなと思い、割り箸に吊してます。

ちょっと紅茶が薄かったのですが。。このまま1時間ぐらい浸けます。お酢がにおいます。。。

1時間ぐらい浸けると良い感じに黒錆が刃に付いてますね(*^_^*)

取りあえずナイフの刃はこれで完了。次は柄を加工します。

削りと磨き

さて、続いては柄の部分を削っていこうと思います。購入したキットは角が立ってますがほぼナイフの形に加工されています。角を取りながら手がなじむように好きな形に削っていきます。

購入したナイフを使って削っていっても良いのですが、力の加減が難しいので、別でナイフがあった方が良いと思います。モーラナイフで削っていきます!

削って・・・削って・・・削って・・・いやあ楽しいです!削ってると時間を忘れます。

「削るは楽しい!」というコンセプトがピッタリですね。

納得いくまで削ったら、サンドペーパーの番号が小さい方から順番に使いヤスリ掛けしていきます。付属のサンドペーパーは少ないですし番号も2つしかないので、100円ショップで買ってきた方がキレイに仕上がります。つるつる過ぎるぐらいに磨きましょう!

最後に 固く絞ったぬらした布で磨き粉を落としてキレイにしましょう

蜜蝋コーティング

サンドペーパーで磨いただけだと劣化も早いので、蜜蝋ワックスで撥水コーティングしたいと思います。下記のような既製品もありますが、今回は蜜蝋ワックスも手作りでいきたいと思います。

既製品の蜜蝋ワックス(忙しい人はどうぞ)

手作りの材料は

  • 蜜蝋
  • 亜麻仁油 ※クルミ油やオリーブ油でもOK 台所に亜麻仁油があったので
  • ハンドクリームを入れておくケース ※100円ショップに売ってます

蜜蝋ワックスの作り方は簡単で、蜜蝋は65℃〜70℃程度で溶け始めるので、お湯をボールに張り、湯煎で溶かします。分量は作る容器に依存しますが、30mlの容器であれば5gの蜜蝋+25gの亜麻仁油でOKです。

最初に蜜蝋を溶かして油を入れた方が良い気がします。両方を溶かして混ぜるとキレイな琥珀色の液体になります。

その状態で容器に流し込みましょう。少し熱いので気を付けましょう。冷えるとどんどん固まってくるので。。↓が作った蜜蝋ワックスになります。ちゃんと固まってますね。

この蜜蝋ワックスを布で木に塗っていきます。↓の右が1回塗った感じ

木目が強調されて木工細工っぽくなってますね。塗って乾かして布で磨いて・・・を3回ぐらい繰り返しました。

完成

いやあ 黒錆もワックスも良い出来で大満足です。柄をもう少し濃い色にしても良かったかななんて思ってますが、いつでも変更できるので一旦はこれで完了です!

ナイフを入れる革ケースが作りたくなってきました(^^ゞ

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ビマトアイドロップ