カーボンフェルトストーブの作成(初号機)

カーボンフェルトストーブの作成(初号機)

2018/09/21更新:

BASEへ出店しました。本記事の五徳やカーボンフェルトストーブのセットなどを販売しています。興味のある方はゼヒお越し下さい。


ストーブ関連では 早くも4回目の投稿です。レースレビューとか補給食のレビューも滞っているのに・・・というのはさておき、

VARGOのアルコールストーブの投稿エスビット固形燃料の投稿と来たので、今回はカーボンフェルトでのストーブに関して投稿します。

カーボンフェルトとは

カーボンフェルトとは、溶接の際などに火花を受けるシートとして使われていて、炭素繊維を高密度に絡み合わせフェルト状に成形したものだそうです(他のサイトからの受けうり・・)何が凄いかというと耐熱温度が1300度で熱伝導率が低いという特徴があります。

燃えないので、たき火のシートなどでキャンプする方々の間では使用されているそうです。

ハサミでジョキジョキ切れるので必要な分だけ切り出して使用できます。今までアルコールストーブをそのまま使っていましたが、使用後は置いていた所が結構熱を持っていたので、机やベランダで火を使うときにはこれを使うようにします。

値段は縦 1m× 横 50cm× 厚み2.8mmで2000円弱でした。まだ少し切り出した程度なのでまだまだ余ってますが。。

カーボンフェルトストーブとは

不燃、耐熱のシートを使ってストーブを作る?どういう事かというと、アルコールをカーボンフェルトにしみこませると、火がつきます(当たり前かw)ただカーボンフェルトは不燃・耐熱なので、アルコールだけ燃えて アルコールが尽きると消えると。要は

  • カーボンフェルトはアルコールを貯めておくタンクのようなもの
  • カーボンフェルトにアルコールをしみこませるので倒してもこぼれにくい(安全)
  • カーボンフェルトは燃えないので、リサイクル可能

って事ですかね。早速適当な入れ物で作ってみよう・・・ネットで見ると コーヒーの空き缶などで自作している人が多い。口は広めの方が良さそうだな。スチール缶はあるが加工が面倒だな・・・何か無いかな・・・お、ちょうど良さそうな大きさのスチール缶を発見。2013年の長野マラソンに行った時の善光寺七味缶がある!そろそろ第2の人生?缶生を与えてあげましょう!*カーボンフェルトストーブ初号機(別名 善ちゃん)

前々関係無いですが、落語で唐辛子を火にくべて講釈の邪魔をするという落語「くっしゃみ講釈」を思い出しました・・今回は唐辛子は燃しません。缶だけ使います。

ということで、七味の缶の高さ6.6cmでカーボンフェルトをある程度の長さに切って、ぐるぐるロールケーキ状に巻いて、七味の缶にねじ込む(一応引き出せるように針金を仕込んでます)

あとは 七味を出す穴が邪魔だったので耐熱アルミテープを内側と外側から貼ってます。

着火

前回まで使っていたVARGOのアルコールストーブと並べるとこれぐらいの大きさ。別途 五徳も用意して、着火準備万端。屋内の無風で使用しているため今回は風防無しで使用します。風防置いてもこの五徳だと邪魔にならない構造です。ただ五徳の高さが7cmちょいで 七味の缶が6.6cmなので、ギリギリな感じで不安ですが、着火してみます。

初回なので、アルコール10mlで試してみます。

良い感じに燃えます。静かに露出しているカーボンフェルト全体に火が行き渡ってます。アルコールストーブのようなプレヒートも無く、最初からクライマックスじゃなくて 全力です!

クッカーを乗せてみます。カーボンフェルトを少し引き出しているので、隙間が少ししかありませんね。。問題なさそうなので、このまま行きます。

着火してから6分半〜7分で300mlが沸騰しました。

まだまだ全力で燃えてます。消えるかどうか不安・・・・

10分半ぐらいで消えかけ、消化したのは着火から12分でした。

総評

アルコール10mlで350mlを楽に沸かせるぐらいの能力があり、簡単に作成・カスタマイズできるので、今後はアルコールストーブを作らなくてもいいかな。。お湯を沸かすぐらいなら、カーボンフェルトストーブ+エスビット(予備)で行きます。ただ 七味の缶だとギリギリなので2号機はもう少し小さめの缶で試してみます。

ちなみに、今回のセットは風防も込みでエバニューの400FD内に全て収納可能なのが最高!

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ビマトアイドロップ