前回、「ULTIMATE DIRECTION HARDROCKER LIMITED EDITION VEST 2018のレビュー」で購入時のファースト・インプレッションを投稿しましたが、その後一度 適度な荷物を背負って山へ行きました。結果としては、腰回りのコンフォートシンチシステムが快適で全く揺れもせず、快適でした。ただ、ソフトフラスクを入れた胸回りは若干揺れがあったので、今後のために各種ソフトフラスクなどを検討してみます。
ザックの構造
コンフォートシンチシステム
上記でも紹介しましたが、コンフォートシンチシステム(Comfort Cinch Technology)の動画がわかりやすかったので、載せておきます。
背面
背面の内部構造ですが、HARDROCKER LIMITED EDITION VEST 2018はいくつかの居室に分かれており、背中側から
- ハイドレーション+レインフライ格納
- メイン居室
- サブ居室
となっており、その他サブ居室のサイドには貴重品を収納可能なジッパーポケットもあります。ハイドレ部とメイン居室はジッパーで閉じた同一内にあり、サブ居室は取り出しやすいようにジッパーがありません。
前面
前面はいくつか細分化された収納があり、トレイル中でもザックを下ろすこと無く色々なものが取り出しやすくなっています。
大きくは
- 両肩のGPS+小物収納用ポケット(取り外し or 背面への移動可能)
- 右胸 ジッパー無しソフトフラスク収納 + ジェルなどの小物収納 *ソフトフラスク部は絞りあり
- 右腰 ジッパー無しの収納 +ジッパー付き収納
- 左胸 ジッパー付き大型収納 + ジェルなどの小物収納
- 左腰 ジッパー付き収納 ×2
メイン居室
色々な収納全てを合計して14Lとのことなので、メインの居室にそんなに荷物が入らないんじゃ無いかと・・・今年のハセツネは月夜見駐車場で お湯を沸かしてご飯とコーヒーを戴くという野望(^^ゞがあるので、カーボンフェルトシート、クッカー、五徳、風防、ストーブ、アルコール、チタンマグ、ウルトラランチ と 必須携行のレインウェアをぶち込んでみます。
カーボンフェルトストーブの性能はこちら「カーボンフェルトストーブの作成(初号機)」
ウルトラランチの美味しさはこちら「VARGOのアルコールストーブとエバニュー チタンカップ 400FDでUltraLaunchを作るよ」
調理道具はストックしてコンパクトに。ウルトラランチは封を開けて持って行くが、取りあえずこのまま。
メインの居室自体が結構な幅で膨らむので、前々余裕ですね。まだまだ入ります。まあ他にもエマージェンシーキットやら予備電池なども入れるので 容量は大丈夫そうです(*^_^*)
荷物が少ないときは、パラコードを背中側のフックに掛けるとコンパクトになります。
背面ハイドレーション
背面のハイドレーション部は レインフライをどけた背中部分にあります。この紐にハイドレーションをぶら下げます。
背中側がスケスケです(*^_^*)
私が持っているハイドレーションはSalomon Advanced Skin 12に付いてきたもので、1.5Lのものになります。
元々左のような保冷バッグ?も付属してきたので良いですが、上記の写真のようにスケスケなので、ハイドレからの水滴が身体に付いたり、逆に身体の熱がハイドレの方に移らないよう保冷バッグがあった方が良いと思います。結構余裕があるので2Lのハイドレーションでも問題無いでしょう。
ハイドレとは関係ないのですが。。。ハイドレをぶら下げる所に別のフックが・・・何だろうと思ったら
レインフライの収納用でした(*^_^*) くるくるっと巻いて収納するのね。これなら邪魔にならないや。
ソフトフラスクの種類
さて次は前面部分ですが、本来なら付属の500mlソフトフラスクを入れますが、他にも色々ソフトフラスクを持っているので、しっくりくるモノがあれば交代できるかな。
左から
①600ml レイドライト イージーフラスク
②500ml UD The BODY BOTTLE Plus
Plus表記になり、前モデルから容量微増+ロック機能がつきました
③500ml Salomon ソフトフラスク
④250ml Salomon ソフトフラスク
⑤200ml Salomon ソフトフラスク
⑥150ml Salomon ソフトフラスク
*私が持っているサロモンのソフトフラスクは2世代ぐらい前のものなので、最新のものと使用感が異なるかもしれません。ご注意下さい。下記に現在販売されているサロモンのソフトフラスクをリンクしておきますので、詳細はそちらで確認下さい。
前面左 ポケット
①600ml レイドライト イージーフラスク
でかいw 入らないことはないし 運用も問題なし。
利点:吸い口が口の近くなので、最小限の動作で給水可能。容量大。吸い口はロック機能付き
欠点:容量が少なくなると吸い口がふらつく(タレる)ので固定方法を別途検討。腰の収納部分が圧迫されて取り出しにくくなる。。
②500ml UD The BODY BOTTLE Plus
まあ 純正品なので しっかり収納されますよね(^^ゞ
利点:ピッタリ収納。吸い口はロック機能付き
欠点:フラスク自体の水漏れなど構造が甘い?(旧型サロモンも同じ)
③500ml Salomon ソフトフラスク
UDの純正と同じ500mlでも、UDの方が寸胴なので、少しはみ出した感じになります。ただ運用には特に問題なし。
利点:特に無し
欠点:容量が少なくなると吸い口がふらつく(タレる)+ポケット内部に落ちないよう絞りを活用。吸い口にロック機能は無いのでこぼれ注意。
④250ml Salomon ソフトフラスク
250ml以下のソフトフラスクも当然入るが、容量が少ないので割愛。
前面右 ファスナーポケット
右のファスナーポケットは左右非対称となっていて、ファスナーを開けることでマチができ、ソフトフラスクも収納可能です。
①600ml レイドライト イージーフラスク
右の方が小さいらしく、レイドライトは収納できず・・・・
②500ml UD The BODY BOTTLE Plus
うん。まあイケるね。特に問題無し
③500ml Salomon ソフトフラスク
入ります。。けど左のような絞り機能もないので、ファスナーを上に上げて調整してみるが結構不安。。。
④250ml Salomon ソフトフラスク
250mlでもちょっと頭がでる。まあ250mlなら内部にまだ余裕もあるので、他のものも入れることが可能。500mlはフラスクだけでいっぱいいっぱいなので。
200mlと150mlは当然 完全に中に入るので割愛。
総括
必要量でいくつかのパターンになりそうです。色々組み合わせ考えるのも楽しいですね。
①長距離(エイドに期待できない)*ハセツネなど
・背中ハイドレーション1.5L + 左胸 レイドライト600ml + 右胸 UD 500ml ⇒ 水分2.6L
・背中ハイドレーション1.5L + 左胸 サロモン500ml + 右胸 UD 500ml ⇒ 水分2.5L
・背中ハイドレーション1.5L + 左胸 UD 500ml + 右胸 サロモン 200ml(ジェル) ⇒ 水分2.0L+ジェル200ml
*ハイドレーションをOS-1にするなどの構成もあり。
②短〜中距離(エイドが充実)
・左胸 レイドライト600ml + 右胸 UD 500ml ⇒ 水分1.1L
・左胸 サロモン500ml + 右胸 UD 500ml ⇒ 水分1.0L
・左胸 UD 500ml + 右胸 サロモン 150ml(ジェル) ⇒ 水分0.5L+ジェル150ml
*予備のソフトフラスクをザックに収納しておくなどのパターンもあり